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2017.10.02 Monday

赤軸の万年筆 【アウロラ/イプシロン】

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    こんにちは。最近、ふとこのブログのカテゴリーを見て気付いた点があります。

     

    万年筆をいっぱい持ってるのに万年筆の記事が少ない…!

     

    ということで、長い時間をかけながらでも手持ちの万年筆を一本ずつレポートしていきたいと思います。今回レポートするのはアウロラの万年筆「イプシロン」

     

     

     

    アウロラといえば代表的な万年筆はオプティマですね。なんといってもイタリアらしい豪華で美しい軸が目を引きます。オプティマを新品で買おうと思うと5〜7万円ほど、オークションサイトの中古でみてもモンブランのマイスターシュテュックと並んで高値がつく人気の万年筆で気軽には手が出せません。

    そうした理由からいまだにオプティマの購入には踏み込めていないのですが、アウロラというメーカーはそういった理由でアウロラを持てないユーザーや若者向けに、気軽にアウロラの書き味を体験して欲しいということで「イプシロン」というエントリーモデルをラインナップしています。

     

    こちらは新品でも1万〜3万で入手することができるため、アウロラを試したい!ちょっとアウロラ持ってみたい!という方にはうってつけではないでしょうか。※ただし、エントリーモデルのイプシロン万年筆はスチールペン先のため、オプティマとは厳密には書き味が違います。違うはずです。ハイ。

     

    私が持っているのはイプシロンのレッド。

    以前、赤軸の万年筆はセーラーの四季彩・茜空1本だけでしたが、ペンケースが増えるにあたり赤を入れ替えるのが面倒くさくなり、赤をもう一本!と考えました。一本目が日本製のため、もう一本は海外製品をと思いネットを物色していてイプシロンに出会ったわけです。

     

    それでは各箇所をみていきましょう。

     

     

     

     

    【イプシロンの胴軸】

     

    赤軸の万年筆でもイプシロンを選んだきっかけは、深い赤の軸色が綺麗だったこと。朱色に近い茜空とはまた違った、濃いめの赤です。ラミー/サファリの赤軸よりももう少し濃い赤です。持った感じも素材がよいのかモンブラン/マイスターシュテュックやパイロット/カスタムに近いグリップ感。樹脂も硬くてカッチリした印象をうけます。

    軸径は12mmと一般的な持ちやすい太さ。

     

     

    全体のフォルムを見たときに、バランスがよく感じるのはこの尻軸のクロームリングの効果でしょう。このリングがあるかないかで見た目の締まりがまるで違うように感じます。

     

     

    【キャップ/天冠】

     

    キャップは嵌合式(かんごうしき)。個人的に嵌合式のキャップは好きではありません。以前使っていたファーバーカステルのアンビションが嵌合式だったのですが、手帳に挿して使っていたところペン先がすぐに乾いてしまい、何度か筆記できなくなるという事態に…。今度ファーバーカステルの万年筆を買うときは必ずネジ式にしようと誓ったのでした。

    そんなこともあってキャップは気密性の高いネジ式の方が信頼感があります。イプシロンは今のところ数週間使わないくらいでは乾くことはないですが、使う用がなくても定期的に文字や絵を書いてインクを流すようにしています。

     

     

    クリップの形状はイプシロンの名を頭をとった「Y」。クリップ先端に向かうアールはアウロラだなーと感じる反面、クリップ先が反っていないのでオプティマのような豪華さはありません。

     

     

    クリップリングには「ITALY」の刻印があります。

     

     

    キャップリングです。こちらのモデルは旧型になるためキャップリングのデザインが現行品とは異なります。手元のイプシロンはイタリアの国旗を模したカラーとなっていますが、現行品はシルバー一色のキャップリングのようです。オロビアンコもそうですが、イタリアの国旗はデザインとしてもよく使われますね。私はこの組み合わせのカラーを見ると無性にピザが食べたくなるのですが…。

     

     

    【細字を生み出すニブ】

     

    続いてニブのデザインです。ニブは小さめで、刻印も寂しいくらいにシンプルです。グレカっぽい模様にペン先の太さを表す「EF」と「AURORA」とだけ刻印されています。

    そう、ペン先はEFを選んでいるのですが、これがなかなか細い!

     

    以前にも書きましたが、海外製の万年筆全般に言えることが、日本製に比べてペン先の表記以上に太いということがあります。たとえば、海外製のEFが日本製のFや、場合によってはMくらいの太さになります。なので日本語、特に漢字を書こうと思うと必然的に日本製万年筆が書きやすいということになります。しかしながらこのイプシロンのEFニブ、EFらしいEFと言いますか、海外製らしからぬ細さです。漢字もすごく書きやすい。個体差はあるのかも知れませんが、海外製EFニブの印象を良い意味でガラリと変えてくれました。

     

     

    書き味はスチールペン先ということもあり硬めでサリサリといった書き心地。これがアウロラの書き味なのか、スチールペン先によるものなのかはオプティマを手にするまでは分かりませんが、書き比べのレポートはいずれオプティマを手にしたときにしたいと思います。私には非常に好みな書き心地です。

    インクはビスコンティのインク「バーガンディー」を入れています。ついでにこのインクもレポートしておきましょう。

     

     

    【インクレポート(ビスコンティのバーガンディー)】

     

    なかなか洒落たデザインのインクボトルです。インクボトルの素材は一般的なガラスではなくプラスチック製。見た目以上に軽いのが特徴 (笑)豪華な台とケースも付いています。

     

     

    インクの色はバーガンディーというだけあって血のような濃い赤。乾いて時間が経つと茶色っぽく枯れます。これがまたいい味を出しているのです。

     

     

    【アウロラ/イプシロンのまとめ】

    さて、今回はアウロラのエントリーモデル「イプシロン」について書いてきました。誰でも気軽にアウロラの書き味を、ということで用意されているモデル。サリサリと硬めかつしっかりと漢字のはね・はらいを表現できる筆記感を味わうことができました。エントリーモデルながら軸の質感は硬質かつ確かなグリップ感があり決して安っぽいものではありません。また、ペン先EFが意外と細かったことが私のこの万年筆の利用頻度を高めています。上級モデルのオプティマは金ペンですので書き味はまた違ったものになっていることでしょう。

    いつかオプティマを手に入れたときはイプシロンとの書き比べを楽しみたいと思います。

     

    では今回はこの辺で。

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